沿革
<これまでの歩み>
“しなかん”こと品川区民管弦楽団は2012年に設立50周年を迎えたアマチュアオーケストラです。都内の他区にも同様な趣旨の区民オーケストラは数多くございますが、その中でも最古の一つです。1962年、新交響楽団〜日本交響楽団(現在のNHK交響楽団)のコンサートマスターだった故日比野愛次先生ほか、多くの方々のご努力により当団は設立されました。当時、日響(N響)の練習所が品川区荏原にあったため、日比野先生をはじめ多くの日響団員の先生方も品川区にお住まいだったようです。そのご縁で、黎明期の当団は日響団員の先生方のご助力も得て、活動していたと聞いております。
その後、勝俣格先生、志賀保隆先生のご指導も仰ぎながら年2回の演奏会と、年によっては年末の「第九」公演も行いつつ活動を続けてきました。
1994年から田代詞生先生を指揮者としてお迎えし、2001年までご指導頂きました。この間、当団は規模、技術面で大きく成長し、現在に至っております。
<主な活動>
当団は、年2回(5月、11月)の「品川区民の春(秋)のコンサート」(主催:品川区、品川音楽文化協会)に出演し、品川区および品川区周辺地域に根ざした活動を目指しています。
練習は原則として、土曜日の午後6時30分から9時まで、品川区内の施設(詳しくはこちらを御覧下さい。)にて行っています。また必要に応じて合宿、集中練習なども行っています。
他にも、「春を待つ歌の祭典」(主催:品川音楽文化協会)、荏原文化センター「センター祭り」、五反田文化センター「ふれあい文化祭」など区内の各種行事にも出演しております。
<メンバー>
現在当団には70〜90人の団員が在籍しております。アマチュアオケの常として、演奏技術のレベルには各人の差がありますが、音楽に取り組む態度は皆真剣です。年齢層は中学生〜80歳におよびます。世代を越えて音楽を楽しめる団体と自負しております。
<活動方針>
団員およびパートの自主性、独立性を最大限重視するのが当団の伝統です。選曲や席次も全て団員が自主的に決めています。より良い音楽を求めるためには一面の厳しさが必要で、必ず定刻にタクトダウン(練習開始)できることも自慢の一つです。しかし厳しいばかりでなく、団員の宥和を第一に考える気風が当団の大事な財産です。雰囲気の良さは他のオーケストラの方からもお褒め頂いています。
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