工藤 俊幸(くどう としゆき/Toshiyuki Kudo)

 1966年山形県に生まれる。国立音楽大学音楽学部作曲学科卒業。桐朋学園大学音楽学部オーケストラ研究科指揮専攻修了。指揮を崎田俊治、黒岩英臣、飯守泰次郎各氏に、作曲を増田宏三、島岡譲両氏に師事。

 1992年オーディションで選ばれ仙台フィル副指揮者に就任。外山雄三音楽監督のもと、1996年までその任を務める。

 その後一年間ベルリン・ドイツ・オペラで研修。帰国後は全国各地のオーケストラを指揮する傍ら、合唱指揮者としてもNHK交響楽団定期演奏会(H.シュタイン指揮)や読売交響楽団定期演奏会(G.アルブレヒト指揮)で二期会合唱団の合唱指揮を務め、高い評価を得た。

 2001年4月山形交響楽団指揮者に就任、2003年4月には群馬交響楽団指揮者に就任し、現在両交響楽団指揮者を兼任している。

 これまでに群馬交響楽団、仙台フィル、広島交響楽団、札幌交響楽団、山形交響楽団、大阪シンフォニカー、東京シティフィル、オーケストラアンサンブル金沢を指揮している。

 現代音楽の分野では「ミュージック・トゥディ」や北九州市響ホール「響宴」、草津夏期国際音楽祭などに出演。また、池辺晋一郎作曲のオペラ「小鶴」を初演し、絶賛を博した。佐藤總明作品を指揮したCD「仄かなる闇」がカメラータより発売されている。

 国立音楽大学大学院非常勤講師。

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